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皆さんは広島の平和記念公園を
訪問したことはありますか?

そこに、沢山の折り鶴を展示してある
「原爆の子の像」があるのを
ご存知でしょうか。

終戦の年1945年8月6日、
広島に原爆が投下されました。
当時、2歳であった
佐々木偵子さんは被爆し、
10年後の12歳のときに白血病を発病。
闘病中に
「鶴を千羽折れば願いが叶う」という
言い伝えを信じて、毎日、毎日、
鶴を折り続け、
その願いが届かぬまま亡くなりました。

その後、偵子さんの同級生たちの活動により
1958年広島平和記念公園の中に
平和のシンボルとして、
彼女をモデルとした
「原爆の子の像」が建造されました。

今では平和への願いとともに多くの
「千羽鶴」や「手紙」が
「原爆の子の像」に
贈られてくるようになりました。
2016年5月には、
当時のオバマ大統領が
現職の米大統領として初めて広島を訪問し、
自ら4羽の折り鶴を折ったそうです。

「原爆の子の像」に
国内外から送られる折り鶴は、
なんと年間約1,000万羽、
重さにして10トン以上。
これらを永遠に保管し続けることは
多額の費用もかかって
現実的ではないことから、
折り鶴のリサイクルが進められています。

今日ご紹介する
広島県ある山本株式会社も、
折り鶴のリサイクルを進めている会社です。

この会社の本業は、タオル製品や寝装具、
綿織物の企画製造ですが、なんと、
再生パルプ工場・紡績会社と協力して、
紙で折られた鶴を
「レーヨン糸」として再生し、
その糸を使用した商品開発をしています。
『折り鶴レーヨンプロジェクト』
と命名された事業は、
折り鶴を再生パルプに加工し、それを基に
「レーヨンわた」を製造。
レーヨンわたと綿を混紡して
レーヨン糸を製造するものです。
その糸を製品の一部に使用して
タオルや手拭い、Tシャツ等の
繊維製品を製造し販売しています。
また、その売上の一部を広島市へ寄付し
原爆ドーム保存事業基金等、
平和維持活動への還元も
行っているのです。
繊維のプロが、再生パルプ工場等
異業種の企業とパートナーシップを
構築して、新しいことに
チャレンジしているのですね。
平和への祈りも継承して・・・

これをお読みいただいている
中小企業の社長様、
小さなことから始めてみませんか。
SDGマイスターの須田吾郎でした。